【Day5】どうして僕がわざわざ東大を休学したのか?【前編】~起業したいと思った理由~
こんにちは!
実は、現在僕は大学を休学しています。
今の時代、昔に比べれば「休学」のハードルは低くなりましたが、それでもやっぱり珍しい。
友達とか先輩、後輩、面接に行った時は企業の人から必ずと言っていいほど聞かれます。
「どうして、休学したんですか?」
うーん。鋭い質問。
なかなか答えるのが大変です。
これからは前編・中編・後編に分けて、「僕がどうして休学したか」について書いていきたいと思います。
今日はその一歩手前。自分の将来の夢について書いてきますね。
■自分が一番「満たされる瞬間」
将来の夢を見つける時、よく
「自分が一番満たされる瞬間。幸せだな、と思える瞬間をイメージしよう。それが一番やりたいことだ」
みたいな話を聞きますよね?
僕の場合はやりたいことは昔から明確でした。
「自分の作ったもので、他人を変えたい!!!」
例えば、
僕が試験前に作ったシケプリ(試験対策プリント)をみんなが使ってくれて、「お前のおかげで単位きたわ!」と言ってくれる。
僕が運営したESSの合宿にきてくれた後輩が「合宿が楽しくてESSに入ろうと思いました!」と言ってくれる。
僕が発表したスピーチに対して、「めっちゃ感動したわ…。俺の考え方が変わったよ」と言ってくれる。
こんなタイミングで、僕はとっても嬉しさや幸せを感じます。
「自分の作ったもの」は形に残らないものも含みます。スピーチでも、合宿でも、このブログでも、「自分の作ったもの」に入ります。
それで、他人の考えが変わる、行動が変わる。それがとっても嬉しい。
だから、将来は「自分の作ったもの」で人々の生活や考え方を変えたい。
これが、昔からの僕の夢です。
人生の生きる意味、とか、そんな大それた話ではなくて、単純に嬉しい。
例えば、僕が何かを作ったとする。
もし、それを世界中の何億人って人が使ってくれたとして、
「これのおかげで人生が楽しくなった!」
「めっちゃ便利になった!」
「これを使ったから成長できた!」
なんて言ってくれたら、もう、死んじゃうんじゃないか、ってくらい嬉しいんですよね。
うん。死んじゃう。
だから僕は、将来、全然お金がなかったとしても「自分の作ったもの」が多くの人に広まって喜ばれているなら、それで僕の夢は叶います。
お金持ちになりたい、とか、大きな家に住みたい、という欲求はあんまりないんですね。
(もちろん、多くの人に使ってもらうためにはお金が必要なので、上の仮定は現実的ではないですが)
■「自分が」作りたい
じゃあ、例えばトヨタに就職したとしましょう(トヨタを選んだことには特に意味はないです)。
トヨタの自動車はもう世の中に広まっています。トヨタに入れば、その自動車を作る、というところに貢献できます。
でも、僕はそれじゃ満足できない。
何万人で何かを作ったとしても「自分が作った」って思えないと思ってしまうからです。
もちろん、大手に入ることが云々なんて話をしたいのではなくて、これは個人的な好みの話。
もちろん、一人じゃなくてもいい。本当に信頼できる人たちと何かを作って、
「これさ、俺たちが作ったんだぜ!!」と言いたい。
これで、僕の「起業したい」という夢が始まりました。
■じゃあ何を作るか?
僕がめっちゃ画期的な自動車を発明したとしましょう。
それで、トヨタに勝てるのか?
相当難しいと思ってしまいます。
トヨタみたいな大きな工場もない。
製造した車を売るお店もない。
「これはめちゃいい車だ!」という信用もない。
うーん。少なくても莫大な初期投資は必要な気がしますね(個人的な意見ですが)
そこで、今、僕が作りたい!と思っているものはこれです。
「webサービス」
webサービスとしては正しい言い方ではないかもしれませんが、スマホのアプリなども全て包括して「webサービス」と呼ぶことにします。
LINE、インスタ、Twitter、このはてなブログもwebサービスの一つですね。
webサービスなら
初期投資はサーバー代だけ。
在庫がない!とか、在庫が余った!なんてこともない。
どんなに田舎でも、Wi-Fiとパソコン・スマホがあれば誰でも使うことができる。
そして、何より、webサービスほど「平等なビジネス」はないと思っています。
■webサービスは「平等なビジネス」
webサービスは、簡単に広めることができます。
「このサービスめっちゃイケてるなあ」
と思ったら、URLをコピーして友達に送れば、友達はすぐ使い始めることができる。
自動車だったら、こうは行きません。
「誰でも、どこでも、簡単に使うことができる」
それがwebサービスの一番のいいところでしょう。
逆に言えば、「簡単に使うのをやめることができる」ということでもあります。
ネット上には無限にwebサービスが溢れています。
ユーザーは、「あ、こっちの方が楽しい!使いやすい!」と思ったら、すぐ次のサービスに映ります。
皆さんの携帯にもたくさんアプリがありますよね?そのうちほとんどが、1ヶ月くらい使っていないアプリなのではないでしょうか?(僕もです)
「誰でも、どこでも使い始めることができる」ということは「本当にいいサービスしか使われない」ということなんです。
いいサービスはみんな使う。広まる。
つまらないサービスは誰も使わない。
それだけ。
「在庫がないから手に入らない…」とか「買い換えたいんだけど近くにお店がなくて」なんてことはありません。
この業界なら、たくさんお金を持ってる大企業にも、ベンチャー起業が勝てると思いませんか?
みなさんが毎日のように使っているサービスだって、全然「大手企業」じゃないんです。
TwitterやFacebookは日本でサービスが始まってからたったの10年。
LINEに関してはたったの7年!
本当にいいサービスを適切な時期に始めたからこそ、こんなに早く、多くの人に使われているんですね。
自分もこんなwebサービスを作りたい。「自分の作ったもの」を、いつかみんなに使って欲しい。
これが、僕がプログラミングを始めた理由です。
■余談
最後に、僕が大好きなドラマ「リッチマンプアウーマン」の小栗旬演じるITベンチャー企業社長、日向徹のスピーチからセリフを引用しました。
かっこいいから。
革新と聞いて、まず何を思いつきますか?
僕等は閉塞した時代に生まれた運の悪い子供たちではない。
今は不可能が可能になる。
絶対と思われていた古い価値観を、たった一人の手で壊し、
それも1日で、変える事ができる。
かっこいいですねぇ…
僕のこの考え方は、とってもこのドラマに影響されています。
今度リッチマンプアウーマンについての記事も書きますね。
■続きは中編へ。
今日は「将来の夢」について多く話しましたね。
次回以降、休学やプログラミングについても触れていきたいと思います!