【Day14】会議のあるべき姿〜「10000円の紫のリュック」を生み出すな〜
お久しぶりです!!!!
1ヶ月ちょっとぶりの更新になりました。
最近モチベがめっちゃ下がっていたのですが、いろんな人から
「最近こーちさんブログ書いてないですよね?楽しみにしてるのに…」
「読みたいのに残念です…!また書いてください!」
「最近書いてなくね?まあ今までも全然読んでないけど」
とか好き放題言われているので、今日ちょっと遅いですが書いてみることにしました。
■今日たまたま聞けた起業家の話
今日、親友と一緒に作業をするために、東大が運営してるコワーキングスペースにふらっと立ち寄ったところ、
「今日起業家の人が来てお話してくれるけど聞いていきませんか?」
と言われ、「まあせっかくだから聞いていくか〜」というテンションでお話を伺いました。
僕は昔から大勢で人の話を聞くのが苦手で、「講演会」みたいなものはあまり得意ではなく、必ず首がこっくりしてしまうタイプの人間なんですが、
そんな僕でも超楽しく聞けた!めちゃ納得した!!
ので、今日はその話をきっかけに、僕が思うことを書いていきます。
■「チームを作ろう」←これ本当に正しいの?
その方は連続起業家で、現在は4社目の会社を立ち上げています。
話の要約をいきなり言ってしまうと、
「一人でやった方がいいこともあるよ!!!」
ということです。
そこらへんの起業の本とかには、
「サービスを始めるに当たって必要なこと!信頼できるチームを作ろう!」
とか書いてあるわけですよ。
でも、その人は4社目はあえて一人で始めたらしいです。
理由は「尖ったものが生まれない」から。
「わかる〜〜〜!」ってなったので感銘を受けました
■例にして考えてみる
ここから下は僕なりの解釈です。
例えば、あなたが親友と二人で「新しいリュック」を作るとしましょう。
「二人がしっかり納得する方がいい」と言って、二人で今後の方向性を決めることにしました。
あなた「やっぱり、そろそろ秋だし、色はちょっとシックな赤がいいと思んだ。」
あなた「最近は若い子の間でリュックが流行ってるから、値段も安めにして5000円くらいがいいと思う!」
親友「そうかな〜〜?今フランスで青が流行してるから、今リュック出すなら絶対青だよ!」
親友「流行に敏感な大学生とかをターゲットにしたいな。だから値段は15000円くらいの価格帯のものがいいと思う!」
こうして二人の意見が割れたとします。でも二人とも納得しないとこれから一緒にリュックを作っていけません。
二人とも議論を重ねた挙句、結論はこうなってしまうわけです。
「じゃあ、二人の意見の中間をとって、紫のリュックを10000円で売ろう!」
もちろんこれは極端な例ですが、特に日本だと
「会議で何かを決定する」
は
「それぞれの意見の妥協点を見つけて、うまくみんなが納得できる結論を出す」
ってことになりがちなんですね。
■だから「話し合い」は嫌いなんだ
僕は本当に会議が嫌いで、これは
「サークルの予算をみんなで話し合う」
「次のイベントのタイムテーブルをみんなで決める」
「家族で猫を買うかどうかを議論する」
「みんなでサーティワンのトリプルを買った時、どのアイスにするか決める」
「彼女と次の旅行の予定を一緒に決める」
とか。全部無理です。大嫌い。(いや、最後のはまだいいか…)
これは二つ理由があって、
一つ目!
上記で書いたように、それぞれの意見のいい部分が取れちゃう。
時間を使えば使うほど、丸くなったふつーのよくある結論しか生まれてこないから。
二つ目!
会議なんて、その場の所詮ノリだろ!!!!
会議で「一番正しい意見」が通ることなんて少ない気がします。
会議なんて、結局声デカくて、たくさん意見を言って、話し方がうまい人の意見が通るんですよ。
さらに、えらい人がいたりすると、みんなその人の顔色を伺い始めたりする。最悪です。
と言うか、こんなことは誰もがわかっていること。
どうして僕らは「会議」「とりあえずみんなで話す」って方向に言ってしまうんですかね…
■「自分への信頼」と「相手への信頼」が足りない。
僕の中ではこの二つじゃないかと思っています。
・自分への信頼
「自分の出した案のせいで失敗する」ってめっちゃ怖いですよね。
だからこそ、「みんなで決めた」って事実を作ることで「失敗したのは自分だけのせいじゃないよ」って言い訳できるわけです。
これは、自分への信頼が足りてない
・相手への信頼
相手が「俺はこう思うんだ!」って言った時に「え、本当かよ?俺はこう思うんだけど」って口を挟みたくなってしまう。
これは相手への信頼が足りてない
■お互いが別々の分野で責任を持って、「提案」し合う形にしよう
尖った意見を丸めないようにするためには、一番手っ取り早いのは「自分で全部やっちゃうこと」。
そうすれば自分がやりたいことを全部実行に移せます。
でも、一人で全部やるのは仕事量的にも精神的にもつらい、という状況がほとんど。
なので、僕の中で考えた理想のチームは、
1. それぞれが違う分野で責任をもつ
2. 「相手と一緒に考える」ではなく「相手に提案する」
ができるチームなんじゃないかな、と。
■さっきの例だと…
さっきの例、「10000円の紫のリュック」という結論になってしまいましたが、そもそも話し合いを始めたのが違うんじゃないかな。
あなた「私の方がデザイン得意だから、新しいリュックのデザインは私がやる。」
親友「わかった!じゃあ価格とかマーケティング戦略とかは私がやる!」
ってそれぞれ分担して、1週間後くらいに
あなた「デザイン決めました!色は赤にしました。理由は〜〜〜〜〜」
親友「これからのマーケティングの方針決めました。値段は15000円で行こうと思います!高級路線にした理由は〜〜〜〜」
とそれぞれ「提案」の形をとる。
もちろんあまりに納得いかなかったら主張するべきだけど、基本的には
「こいつが一番いいと思ったのがこれならこれに従おう!」
と相手の意見を尊重するし、最終決定権は相手にあげる。
その代わり、自分の意見に対してはしっかり責任をもって最終決定権は自分でもつ。
これなら、それぞれに責任感が持てるし、尖った意見が丸まってしまうことはありません。
僕の親友とはこういう関係になれたらいいな〜〜と思っています。
イベントのタイムテーブルとか「これ30分必要かな?」「うーん」「20分かな?」「どーだろーねー」みたいな会議するだけ時間の無駄なんですよ。
そんなものは誰かがサクッと作って「これでいい?」「うん!」で終わりでいいんですよ。
僕の所属していたサークルは、会議が多くて本当にイライラした瞬間が多々ありました。
今の僕のインターン先は、ほとんど会議をしません。週に一回の定例の進捗確認会議があるくらいです。
普段は
「ここ、こうしようと思います!理由はこうです。いいですか?」
「OK!」
で済むんですよね。なんと効率のいい職場なのか。
■まとめ
会議、話し合いは妥協案しか出てこない。
だから、相手を信頼して、意見を尊重する。その分自分の意見に責任をもつ。
それでお互い「提案」の形をとろう。
これからちょっとずつですがブログ書いていきますよ!ではまた次回!