【Day11】僕が思うリーダーのあり方【後編】〜メンバーを「当事者」にしよう〜
こんばんは!
昨日は忙しくて更新できませんでした…泣
その分、今日の記事はしっかり書きましたよ!ご覧あれ!
■はじめに
前回の記事はこちら。
まとめると、
リーダーは全体を見なくてはいけない!
だからリーダーこそ余裕を持つべきである!
という話でした。
■どうやったら余裕を持てるのか?
現状世の中のリーダーは忙しくて死にそうな人の方が大多数な訳です。
当然ながら、やらなくてはいけない仕事は山のように振ってくる訳で、でもリーダーは余裕を持たなくてはいけない。
やることは一つ!
チームメンバーに仕事を任せる!!!!
当たり前のことですが、これしかない訳ですよ。
ただ、これを言うと、必ずと言っていいほどこういう反論がきます。
「いや、わかってるよ?わかってるけどさ、結局俺がやったほうが早いんだもん」
実際、これが多くのリーダーの本音だと思います。実際僕も時々思ってしまいます。
わざわざ「こういうことをやって欲しいんだ」と伝えたのに、いざ完成した仕事を見たら
「え…これをやってほしかった訳じゃないんだけど…」
みたいなこと、皆さんも経験ありませんか?
■「自分の仕事を任せる」という思考回路が原因
こういう人の一番の原因はこれだと思います。
例えば、あなたがあるイベントのリーダーを務めたとしましょう。
広報として、ポスターを作成して学校に貼りたい。
そこで、メンバーのAさんにポスター作成を任せることにしました。
そしてAさんが作ってくれたポスターをみて、あなたはついこう思ってしまう訳です。
「あれ…俺の求めていたものとは違う…俺だったらこうするのに…」
そう!ここが原因なのです!
リーダーは「全てが自分の仕事」だと思っていて、「その一部を誰かに代行させる」と思ってしまう。
そうすると、その仕事のゴールは「リーダーが求めているものを作る」になってしまう。
そこを変えなくてはいけない!
Aさんに任せた時点で、その仕事はAさんのものなのです。
仕事の最終ゴールは「Aさんが心から満足するものを作る」ということになるのです。
もしリーダーとAさんの意見が食い違ったら、リーダーができることは「Aさんが満足するもの」をいかに「自分が作って欲しいもの」に近づけるか。
もしAさんが「あなたのいうことはわかる。でもこっちの方がいいと思う」というなら、それで仕事は完成なのです。
※もちろん、Aさんがサボったり手抜きの仕事をしていれば別ですし、どうしてもリーダーの意見を通さなくてはいけないような場合もあります。
ただ、自分の意見を押し付けてしまうと、結局その仕事は「自分の仕事」になってしまうんです。
自分の仕事の代行をさせる、という思考回路だと、結局は一人でできるもの以上の成果は出ません。
■「いいよ、俺が作るから」は最悪の結論
一番やってはいけないのがこれ。
自分の理想のものができないなら俺がやるからいいわ、と。
これを一回でもしてしまったらもうそのメンバーは「当事者」ではなく「受け身で仕事をこなす人」になってしまいます。
言われた人の立場になって考えて見てください。
自分で色々考えて最高のものを作ったと思ったのに、結局リーダーがやる。
それなら最初からお前がやれよ!とか言われてしまいそうですよね
(昔言われたことあります。)
■改善したい時は「What」じゃなくて「why」を伝える。
基本的に人間は細かい指示を出されることが嫌いなんだそうです。
脳が「自分の意思で動いてない」という状況は異常だと判断して、抵抗してくるんですね。
例えば、さっきのポスターの例えで言うと
「お疲れ様。タイトルのフォントの大きさを18pxから24pxにして。説明文が多いから最後の一文消して。全体的に余白が小さいから余白を増やして」
とか言われたら、ちょっと萎えますよね。
これは「What」の指示です。ただ「俺ならこうする」と思った行動を、他人に代行させているだけ。
ただ、これならどうですか?
「お疲れ様。今のままだと、パッと見たときに今ひとつ何のポスターなのかわからないと思うんだよね。だから、もっとタイトルをはっきりさせたり、ごちゃっとしてるとこをスッキリさせて、見る人にしっかり内容が伝わるようにして欲しいな」
と言われたら、「ああ、なるほどなあ」と思いますよね。
これは「What」の裏側、どうしてそれをやって欲しいかだけを伝える「Why」の指示です。
実際の「What」の部分はAさんに任せてしまえばいいのです。
改善を誰かに求める時は「What」ではなく「Why」を伝えるようにしましょう。
■「当事者」という意識は、仕事をしないと生まれない
ある実験の話をします。(昔本か何かで読んだので正しくないかもですが…)
まず、集めた男性それぞれに「今、女性が怖い人に絡まれているんです!助けてあげてください!」とお願いをします。
勇気ある男性は頑張って怖い人から女性を守り、勇気ない男性たちは知らんふりをして通り過ぎます。
そのあと、「その女性はどれくらい魅力的ですか?」と聞いたところ、
「怖い人から女性を助けた男性」の方が「魅力的だ」と言う傾向があったのです。
これはどういう心理かというと、
「自分は怖い人に立ち向かうという困難を経験した」
↓
「結果、この女性を助けることができた」
↓
「この女性は俺が助けるくらい魅力な人なんだ」
と脳が勘違いしてしまうんですね。
つまり、脳は「苦労して自分で行動すればするほど、その行動に価値を見出す」ということなんですね。
例えば「苦労して作った文化祭」とか「苦労して付き合った彼女」とか「苦労して貯めたお金で買った服」とかは、「気軽に手に入った」時よりも「価値がある」と認識するんですね。
何が言いたいかというと、
「仕事を任せれば任せるほど、その人はコミュニティに価値を感じてくれる!」
ということなんです。
なんとなく皆さんも「確かに〜」と思い当たるところはあるはず。
「辛い仕事を任されたからやめたくなった」よりも
「つまんなくなったからやる気がなくなった」
って人の方が実際多いと思うんです。
僕はこの感覚を「当事者感」と呼んでいるんですが、
「自分がこのチームにもっと貢献したい」
「自分が頑張ったからみんなが喜んでくれた」
「このチームで〇〇を成功させたい!」
って思う感覚のことです。
これがないと、ただ
「リーダーがやれって言ったからやるわ。まあ最低限で終わらせよ。」
という「言われたタスクをただやる人」になってしまうんですよね…
相手に仕事を任せて、自分で考えさせる。
あくまでリーダーはちょっと軌道修正するだけ。
これくらいじゃないと、チームメンバーは「当事者」にはなってくれません。
■最後に
まとめると
リーダーは余裕を持つべき!
だから仕事をみんなに任せよう!
それは悪いことじゃないよ!逆に当事者意識が芽生えるんだ!
という話でした。
何か会った時、最終的に責任を問われるのはリーダー。
人を信頼して仕事を最後まで任せるというのは、リーダーからすれば怖い行為ですが、それでも任せていけるのが真のリーダーだと思います。
自分もそんなリーダーを目指していきたい。
■友達のブログのご紹介
こーちとだーらのブログにinspireされて今度は僕らの友達であるらっしーがブログを始めました!
彼のブログも楽しみですね〜!