Kouchのブログ

休学中の東大生が言いたいことを言います。

【Day10】僕が思うリーダーのあり方【前編】〜ESS合宿担として学んだこと〜

こんばんは!

 

今日でブログも10日目!

 

 

さて、今日お話したいのは「リーダーはどうあるべきか」という話について。

 

今回も話したいことが多くなりそうなので、前編後編に分けることにしました。

 

 

■「忙しいリーダー」が多すぎる!

 

この記事を書こうと思ったきっかけはこれ。

 

忙しいリーダーが多すぎる。

 

この記事の対象者としては大学生のサークルなどをイメージしています。

 

企業とかだと当てはまらないことがあるかもしれませんが、あくまで大学生の範囲のお話で。

 

 

 

 

■「ESS副部長」をやっていた自分

 

自分はESSというサークルの副部長として、春合宿・新歓合宿・夏合宿の三つの合宿を運営しました。

 

 

正直なところ、「合宿の運営」とは言っても所詮は全員学生の内輪の合宿です。

 

「まあ俺が楽しくやればいいや」程度に思っていたのですが、

 

実際。合宿担は一番責任の重い役職なのかなと感じます。

 

例えば、夏合宿。

 

去年の夏合宿は70人くらいが参加したんですが、宿を貸切にしているので、4泊5日で一人だいたい4万弱のお金がかかります。

 

すると、全体で280万弱のお金を預かることになるわけです。

 

例えば僕がバスの予約をミスってしまったとしましょう。

 

バスの運転手さんへの連絡ミスで、手配を一週間後の日にしてしまった。

 

 

こうなったら、「ごめん!やっぱ電車で行きましょう!」では済まされないわけです。

 

バスに払ってしまったお金と交通費だけでも何十万の損害が出ます。

 

もちろん、金額の話だけではなく、合宿を楽しみにしてくれてる70人の期待を裏切ることになります。

 

所詮は学生の合宿、と言いつつも、非常に責任の重い役職です。

 

 

 

 

■大量の仕事が並行して降ってくる

 

ESSには他にも「スピーチセクションのチーフ」(スピーチセクションのリーダー)などの役職があるのですが、合宿担(ESS全体の副部長)との一番の違いは仕事の降ってくるタイミングと量。

 

チーフなどは、連続的に仕事が発生し続けます。

 

普段から練習会の準備とか他のセクションとの会議なども出なくてはいけないし、一番大切なのはメンバーのモチベーション管理や後輩の指導。

 

もちろんこの仕事は引退までずっと存在します。

 

 

 

その点、合宿担は「短い間に」「大量の仕事が」降ってきます。

 

夏合宿の前、とかになるとやることがガーッと出てくる代わりに、逆に合宿がないシーズンはイベントの司会とかなど細かい仕事しかありません。

 

 

 

モチベーション管理など「人と深く関わる必要」はないけれど、短期間で仕事をこなすことが求められる。これが合宿担です。

 

 

 

 

 

■運営は、1%でもミスをすればdisられる

 

さて、短期間に大量の仕事が降ってくる合宿担のお仕事。

 

ここで、大変なのが

 

「運営は、1%でもミスをすればdisられる」

 

ということですね。

 

例えば「花火を買い忘れた」というミスをしてしまったとしましょう。

 

もし、仮に、その他のイベントが完璧にうまくいっても、この一個のミスで

 

「こーちの運営した夏合宿は、毎年恒例の花火なかったからな〜」

 

「それな〜あいつダメだわ」

 

とか言われてしまうわけです。

 

ここで、

 

「いやうるせえよ!俺はお前らより何倍も仕事してんだよ!てか他の仕事は全部完璧だっただろうが!なんならお前らが合宿担やってみろや!」

 

とか思ってしまう人はリーダーに向いていません。

 

こういうことを言っているリーダーを高校でも大学でも何人か見かけましたが、こんな発想をしている人間はリーダーをやる資格はないと思います。

 

リーダーをやる時点で、セクションのメンバーなり夏合宿に来ている人の期待に応えるというのは、義務です。

 

リーダーがどれだけ仕事をしていようと、もし参加者が満足してくれなければそれはリーダー失格なのです。

 

 

 

 

 

■そもそもリーダーの目的は何?

 

上の章で何が言いたかったかというと、自分の仕事の自慢をしたいわけではなく、「リーダーに立つ上で基本的に失敗は許されない」ということ。

 

リーダーの目的は「自分が仕切る」ことではなく、「組織全体で何かを達成する」ということです。

 

 

 

 

■なんでリーダーが必要なのか?

 

ちょっと話が変わりますが、以前僕は後輩のスピーチ大会にジャッジとしてお手伝いしに行ったことがあります。

 

ジャッジは全部で4人いて、スピーチの入賞者を決めます。

 

 

 

全員同期でなおかつ自己主張が強いこともあり、まあまあ、意見のまとまらないこと。

 

結局、予定よりジャッジングタイムが1時間くらい延長し、参加してくれた一年生を待たせてしまい、運営にも迷惑をかけることになってしまいました。

 

 

 

 

 

今回はスピーチ大会だからよかったですが、会社の会議で毎回結論が出るまで大討論しているわけには行きません。

 

そこで必要なのが「社長」な訳です。

 

最終的に責任を持って決断をする人がいないと組織としてまとまらない。

 

その役割を担っているのが、リーダーなわけです。

 

そして、最終的な判断を下すためには全体を見ていなくてはいけない。

 

これこそが、リーダーが全体を俯瞰しなくてはいけない理由だと僕は思っています。

 

 

 

■「忙しい」リーダーで、その役割が果たせますか?

 

さて、ここで最初に戻ってきます。

 

「ああ〜〜最近全然寝れてないんだよね…まじで最近忙しい」

 

とか言っているリーダーは、「ただの仕事をこなす人間」です。

 

目の前の仕事に気を取られて、全体が見えてない、余裕がない。

 

 

 

 

こんなリーダーは全体を見ることができないし、部下も頼ってはくれません。

 

部下の気持ちに立って考えてみてください。

 

何か問題が起きた時とか、何か新しいことを試してみたい!って思い立った時、リーダーが忙しそうにしてたら相談したいと思いますか?思わないですよね。

 

そうすると、リーダーと部下のコミュニケーションが取りづらくなって、またリーダーの視野が狭まってしまうわけです。

 

 

 

 

■どうすれば人に仕事を振れるのか

 

そして次に問題になるのが、「じゃあどうすればリーダーの余裕が持てるのか」という話。

 

こちらに関しても語りたいことはたくさんあるので、これは後編に回したいと思います!

 

 

 

今日は自戒も含めているので、ちょっと強い口調になってしまいました。

あくまで僕が個人的に思うリーダーのあり方をお話しました。